宝物:紅い嵐
2008.12.31 *Wed
友達から、小説をいただきました。
素敵な小説ですっ。
サヤ、小説ありがとうっ
今年最後の頂き物ですっ。
リクエストに答えて頂きましたv
グウェアニ小説。グウェンダルが最高にいいですっ。
頂き物
紅い嵐 グウェアニ
素敵な小説ですっ。
サヤ、小説ありがとうっ
今年最後の頂き物ですっ。
リクエストに答えて頂きましたv
グウェアニ小説。グウェンダルが最高にいいですっ。
頂き物
紅い嵐 グウェアニ
そいつは嵐の様に突然やってきた。
「貴方がグウェンダルですか?」
紅い嵐
いつものように木の下であみぐるみに挑戦していた時だ。
深い青空と対象的な紅いリコリスの華の髪を一つに束ねて、
水色のつりあがった大きな瞳を輝かせ、私のあみぐるみを見て、少女はとなりに座った。
「お前は…」
誰だと言いかけた瞬間、思いきり頬を殴られた。
痛みより驚愕の方が勝っていたせいか、痛みを感じない。
「初対面のレディに向かってお前とはなんですか!私はもう立派な10歳ですよ!」
ちなみに私も10歳しか生きていないが、初対面の魔族をいきなり殴る奴を初めて見た。
「な、…!き、きさ」
「アニシナ」
「…なに?」
「アニシナです、ア・ニ・シ・ナ!さぁ、言ってごらんなさい」
「…アニシナ」
不本意ながらそう呼ぶと、「よろしい」と頷いた。
こんな奴は初めてだ、今まで自分は皇子としてばかり見られていた。
だから心底友達というものがいない。…コンラートは別だけど。
「で、グウェンダル。この毛玉はなんですか?」
「…あみぐるみ」
「あみぐるみ?!貴方あみぐるみがどういう物を指すか知らないのですね?!」
「…知っている」
「それならば納得です!仕方ありません、本当なら男に教えたくないのですが…
特別に教えてあげましょう!!」
そういうと少女…否、アニシナはピンクの毛糸を籠から取り出し、編んでいく。
私はそれを食い入るようにじっと見つめていた。
アニシナから生まれたのはピンクの可愛らしいネコ。
「ほぉらっ、どうです!私の才能の一種です!」
どことなく満足げなアニシナに、私は心底憧れた。
私はアニシナの手を両手で握る。
知的な水色の瞳が驚愕に彩られた。
「アニシナ!私に手芸を教えてくれ」
「……はい?」
「私も、こんな可愛いネコちゃんを作りたいのだ!い、いや、軍人となる私がいうのも、その…」
後から羞恥が込み上げてきて、言葉を濁らせる。
そしてアニシナの手をぱっと離す。そういえば女性の手を握るのは母親以外初めてだ。
「あ、そ、その…すまん」
母上がいたら息子の滅多にみない反応に「かーわーいーいー!」と楽しんでいただろう。
しかし今、そんなことより気になるのはアニシナの返答だ。
「ア、アニシナ」
「…はぁ、いいでしょう。教えてあげますグウェンダル」
溜め息交じりの返答でも、私には嬉しかった。
「そ、そうか」
「そのかわり…」
アニシナがにっこりと笑う、何故だろうか。こんなに背中に悪寒が走るのは。
「貴方にはもにたぁになっていただきます!」
「もに…?」
「もにたぁです!」
「…というのが、アニシナとの出会いだ」
「へー、グウェンダル。昔は可愛かったんだ」
目の前の双黒の魔王は好奇心旺盛さを見せた。
仕事にもこれくらい力をいれたらいいものを。
「で、グウェンダルはお返しあげた?」
「ああ」
「へー、グウェンダルは本当にアニシナさんが好きなんだ」
「………!」
今まさに完成間近だったネコちゃんが床に落ちた。
その時、何故か扉の向こうから何か割れる音がした。
拝啓 眞王陛下
貴方がお選びになった魔王は、かなり単刀直入のようです。
「貴方がグウェンダルですか?」
紅い嵐
いつものように木の下であみぐるみに挑戦していた時だ。
深い青空と対象的な紅いリコリスの華の髪を一つに束ねて、
水色のつりあがった大きな瞳を輝かせ、私のあみぐるみを見て、少女はとなりに座った。
「お前は…」
誰だと言いかけた瞬間、思いきり頬を殴られた。
痛みより驚愕の方が勝っていたせいか、痛みを感じない。
「初対面のレディに向かってお前とはなんですか!私はもう立派な10歳ですよ!」
ちなみに私も10歳しか生きていないが、初対面の魔族をいきなり殴る奴を初めて見た。
「な、…!き、きさ」
「アニシナ」
「…なに?」
「アニシナです、ア・ニ・シ・ナ!さぁ、言ってごらんなさい」
「…アニシナ」
不本意ながらそう呼ぶと、「よろしい」と頷いた。
こんな奴は初めてだ、今まで自分は皇子としてばかり見られていた。
だから心底友達というものがいない。…コンラートは別だけど。
「で、グウェンダル。この毛玉はなんですか?」
「…あみぐるみ」
「あみぐるみ?!貴方あみぐるみがどういう物を指すか知らないのですね?!」
「…知っている」
「それならば納得です!仕方ありません、本当なら男に教えたくないのですが…
特別に教えてあげましょう!!」
そういうと少女…否、アニシナはピンクの毛糸を籠から取り出し、編んでいく。
私はそれを食い入るようにじっと見つめていた。
アニシナから生まれたのはピンクの可愛らしいネコ。
「ほぉらっ、どうです!私の才能の一種です!」
どことなく満足げなアニシナに、私は心底憧れた。
私はアニシナの手を両手で握る。
知的な水色の瞳が驚愕に彩られた。
「アニシナ!私に手芸を教えてくれ」
「……はい?」
「私も、こんな可愛いネコちゃんを作りたいのだ!い、いや、軍人となる私がいうのも、その…」
後から羞恥が込み上げてきて、言葉を濁らせる。
そしてアニシナの手をぱっと離す。そういえば女性の手を握るのは母親以外初めてだ。
「あ、そ、その…すまん」
母上がいたら息子の滅多にみない反応に「かーわーいーいー!」と楽しんでいただろう。
しかし今、そんなことより気になるのはアニシナの返答だ。
「ア、アニシナ」
「…はぁ、いいでしょう。教えてあげますグウェンダル」
溜め息交じりの返答でも、私には嬉しかった。
「そ、そうか」
「そのかわり…」
アニシナがにっこりと笑う、何故だろうか。こんなに背中に悪寒が走るのは。
「貴方にはもにたぁになっていただきます!」
「もに…?」
「もにたぁです!」
「…というのが、アニシナとの出会いだ」
「へー、グウェンダル。昔は可愛かったんだ」
目の前の双黒の魔王は好奇心旺盛さを見せた。
仕事にもこれくらい力をいれたらいいものを。
「で、グウェンダルはお返しあげた?」
「ああ」
「へー、グウェンダルは本当にアニシナさんが好きなんだ」
「………!」
今まさに完成間近だったネコちゃんが床に落ちた。
その時、何故か扉の向こうから何か割れる音がした。
拝啓 眞王陛下
貴方がお選びになった魔王は、かなり単刀直入のようです。
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